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竹やぶ、蚊にたかられる

蚊は、夏の盛りよりも、秋口に多い。特に台風が大地をくまなくぬらし、蒸し暑さを残して去っていった後などは大発生だ。ヤツラは日陰を好む。昼間でも、日陰に入るとヤツラの羽音が聞こえる。日が沈んで、夕闇が辺りをつつむと、ヤツラは一斉に活発化し、人のいるところに集まってくる。

日が沈むのが、だいぶ早くなった。5時半にはもう、少し暗い。うすいオレンジのスクリーンをバックに、木の葉の先端がくっきりと尖る。八朔の実の、まっくろいシルエットだけが浮き上がっている。
そんな美しい夕暮れの風景だが、BGMは数え切れぬ蚊の羽音である。うんうんわんわん、うなっている。もう慣れてしまって、羽音のうっとおしさも、吸われたときの痒さも、どうでもよくなった。無数に吸われているに違いないのだ。

向かいの山を見上げる。セピア色の、みかん畑である。日本の、農村の風景である。ふと視線を自分の体にうつす。手首から先に、3匹のやぶ蚊がとまっている。耳元ではあいかわらず、わんわんなっている。

イタリアには少しいたけど、旅行先では蚊は少なかった。帰ってきた次の日に畑に行ったとき、「日本とは、なんて蚊が多いのだろう。嫌な国だ」と思った。うそかほんとか知らんが、元寇で日本を襲った大陸の人々は、日本の蚊の多さで戦略が破綻し撤退したとの説もある。

日本に住むわれわれは、こいつらと生きていくしかないのだ。
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# by takeyabubass | 2005-09-13 20:53 | 自然

竹やぶ、カメムシにくさい汁をかけられる

くさいむしベスト5

1 マイマイカブリ
2 カメムシ
3 ワラジムシ
4 アゲハチョウの幼虫
5 ゾウムシ

八朔の木に登っていたら、ほっぺたに「じゅっ」と、汁のようなものががかかった。その一瞬後、あのにおいが僕をつつんだ。強烈な、薬品のようなにおいである。他のくさい虫は全部、酸味の強いというか腐敗的というか、下卑たいやなにおいである。奴だけは、薬品っぽいというか、味で現したら「にがい」系統のにおいだ。くさいことに変わりはない。

カメムシは、せみが飛び際に小便を出すような感じで、あのくさい汁を出す。その汁は、目に入ったら、悪くすれば失明するという。実はかなり危なかったのだ。今日当たったのは、目の少し下の、頬骨だった。

以前、寝ようとしたら、枕元で汁を出されたことがある。強烈なにおいで、寝ようにも寝られなかった。仕方なく枕を反対向きにして、逆さに眠った。

毎日いろんな虫を相手にせねばならない。
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# by takeyabubass | 2005-09-12 21:43 | 自然

竹やぶ、スズメバチに襲われる

草を刈った後の斜面を、スズメバチがうろうろしていた。体長は3センチくらいで、山吹色と黒のしましまの腹と、黒い目と黄色い輪郭からなるかっちりとした頭を持っていた。僕が草を刈ったところに、巣があったのだろう。巣を探すようにうろうろとしていた。
そして突然方向転換した。僕のほうへ一直線に飛んできて、顔の前20センチくらいのところで少し止まった。目が合ったと思った。僕は、蜂と戦うすべを知らない。手で払っても、よけいに怒らせるだけかもしれない。中途半端にダメージを与えて、向こうがしゃにむに襲ってきたら、僕は刺されるしかない。
そう思って、とりあえず持っていた草刈り機をその場にほっぽって急傾斜地を駆け下りた。しばらくして草刈り機をとりに行こうとすると、再び奴が僕のほうに飛んできた。僕はまた駆け下りた。よほど気に入らないらしい。僕は恐る恐る、反対側の道から草刈り機に近づき、サッと取って一目散に駆け下りた。彼がいたのかいなかったのかは定かではない。
僕は危険だと思って草刈りを中断した。といっても大方刈り終わっていたのでもういいやと思って、すこし離れた場所で甘夏の摘果をした。今日はそれで終わった。

しかし畑に行くたびに奴と出会うとなると、落ち着いて仕事もできん。そして、かなりの高確率で、いつか刺される気がする。毒の強い蜂は、一回刺されても大丈夫だが、二回目以降は何とかショックで危ないらしい。要するに、スズメバチ刺されゲージは、一生で2ポイントしかない。これを無駄にしてはいけない。

奴があきらめて引っ越してくれればよいが、もし居つくなら、周辺に殺虫剤をまかねばならない。野外だから、フ○キラーやアース○ェットとかではだめだ。みかんを消毒するノズルを使わねばならない。

明日もまたいるだろうか。
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# by takeyabubass | 2005-09-10 22:05 | 自然

ヨーロッパより、ただいま帰りました。

壮大だった。
心が和んだ。
多くのことを知った。
自分について、いろいろ考えた。
握手が堅かった。
町を行く人がおしゃれだった。
女性がせくしーだった。
タケチャンの思想を知った。
どの国も、悩んでいる。
でも、がんばっている。
農業だけでなく。
過去の伝承のために。
自己の確立のために。
そして、よりよい未来を創るために。

僕も、がんばろうと思った。
目先のことにがむしゃらになるのもいいけど、
もう少し落ち着いて、深い部分でがんばりたい。

材料は、まだぜんぜん足りない。
世界を感じれば感じるほど、自分が広くなっていく。
できるだけ広い世界の中から、自分に合った道具を見つけて、日々自分を再構成していきたい。
地域のためとか、農業のためとか、そういう線的な思考にとらわれないほうがよい。地域政策も農業も、自己表現の一環に過ぎない。それらは単なる舞台設定である。表現手法である。そういうものを目的化したらつまらなくなる。
それらを通して、いかに自分を、強く美しく輝かせるか。それが目的である。狭く薄暗い帰りの飛行機の中で僕は、そんなことを考えながらうつらうつらとしていた。

続く。
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# by takeyabubass | 2005-09-09 12:43 | 思想

takeyabudesu.

itariano hoterukara toukou siteimasu.
nihongono irekataga wakaranainode roumajide kaiteimasu.
ima kokowa sinyano 12jiwo sugiteimasu.
korekara heyaniitte nemasu.
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# by takeyabubass | 2005-09-03 07:58 | なんとなく



架空の人物「竹やぶ」のブログです。書いてある出来事はフィクションです。論や思想も、架空の前提をもとに展開されているため「筆者の意見」という訳ではありません。
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