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めまぐるい

「これを書いたらおもしろい」というネタは、ここ数日でも2,3個思い浮かんだ記憶があるが、内容は思い出せない。ちょっと前は忘れるということはなかったが、今は忘れてしまう。

二年間使った愛用の草刈機「陸遜」が、昨日壊れた。うっかりと吸気口にごみが詰まったまま運転させたため、エンジンの中のピストンが焼け付いてしまったのだ。致命的な故障で、修理には2万5千円を要した。これからはこまめに、吸気口を手入れしよう。

王平には、時給900円で来てもらっている。彼の草刈レベルは、かつてないスピードで上昇している。草刈を彼に任せて、僕は日ごろ思いつる畑の手入れに精を出している。石垣にはびこった茶の木やビシャコを切ったり、防風垣であるマキの木を剪定したりしている。また「又谷」と「大玉」にもイノシシ防護壁を築くべく、畑の周囲の潅木やつるを切り開いている。

「陸遜」のほかにもう一台、先代からの臣「徐晃」がいる。徐晃は身軽さや細やかさに欠けるが、計り知れぬ破壊力と粘りがある。パチ族やビシ族、チヤ族、サギ族といった異民族の武力制圧には、むしろ徐晃が適している。最近ようやく、彼の扱い方が分かってきた。

今年からはじめた中一の生徒、楠正成(以下マサシゲ)は、好調なスタートを切った。中間テストは3教科が帰ってきた。いずれも平均点とは10~20点の差をつけている。計算が得意で、暗記がやや苦手である。なので英語に力を入れた。初期の英語は、暗記することだらけである。

中一から見させてもらえると、非常にありがたい。常に学校よりも先に、学校よりも高密度な学習が出来る。特に数学は飲み込みが早いので、どんどん進んで一年生の範囲の半分を終えてしまった。とにかく進めるだけ進んでいる。そしてテスト前にちょこっと復習しただけで、96点をとりやがった。数学は以後もこのやり方で行こう。彼にとっての、立派な飛び道具に仕立ててやる。

家庭教師は、週に3人見ている。実は今年に入ってからも、2人断った。できれば引き受けたかったが、あんまり何人も詰めすぎるとテスト前などの融通が利かなくなり、一人一人に万全を期すことが出来ないと思ったのであきらめた。「プロ」と自称するには、まだ実績が足りない。今年一年も、一人一人を丁寧に見て実績を積もう。不動の実績と名声を得たら、お客さんには事欠かぬはずである。

網羅につぐ網羅。単なる日記である。しかし書かないよりはマシである。
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# by takeyabubass | 2006-06-04 01:38

王平と俺

王平はいい。茶髪でソバージュで、排気量の大きな車をヴォンヴォン乗り回しているので、一見スレた若者のようだが、実はまじめでいいやつである。

北斗の拳のアニメを3回見たと言っていた。拳四郎がくり出す技の名前を、たくさん言うことが出来る。ゲームボーイのSAGAⅢは名作だと言っていた。茶粥は好きではないらしい。休憩時間には、タバコをすう。「ジュウヤク」がどくだみを煎じたものであることを知っていて、おばあちゃんに感心されていた。

昨日は梅取りと選別を手伝ってもらった。明日は、雨で崩れた石垣を一緒に補修する。おじいちゃんの監修なしで、自分だけで石垣を積むのは初めてだが、やり方は記してある。王平と二人で、あーだこーだいいながらやろうと思う。

接ぎ木も、以前はかなり難しいことだと思っていたが、やったら出来た。多分石垣つみもそうに違いない。何度もやっていれば熟練もしてこよう。石垣つみを常態化して日々の作業に組み込めれば、うちの畑は見違えるほどよくなるだろう。明日が楽しみである。
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# by takeyabubass | 2006-05-27 20:12 | 仕事

竹やぶは、レベルが25になりました。

五里霧中の農業で、一つうれしい結果が出た。初めてやった接ぎ木(つぎき)が成功したのである。

接ぎ木というのは、木の一部を他の木に移植することである。元気な木を途中ですっぱり切って、切り口に別の木を挿し込むのだ。このとき地面から生えているほうの木を「台木(だいき)」、挿し込むほうの木を「穂木(ほぎ)」という。接木が成功すれば、穂木ばかりが成長して葉を茂らせ、実を結ぶ。つまり接ぎ木部分から上だけが、別の木になるのだ。この技術を使えば、一つの木にいろんな種類の果実をつけさせることもできるわけだ。

しかし成功させるためにはコツがいって、適当にやってもうまくいかない。祖父は接ぎ木が苦手である。農協職員も激務のさ中なので、たった一人の若者のために動員は出来ない。つまり付きっ切りで指導してくれる人はいなかった。仕方がないので、本を見ながらやった。分からんことは、携帯で他の農家に聞いた。そうして、信じられない遅さで、ようやく三本の木で接ぎ木を完了させた。「温州みかん」に、「せとか」を接いだのである。

1ヶ月くらいちょくちょく観察していたら、穂木に巻きつけたテープを突き破って、きみどり色の新芽が頭をもたげてきた。全ての穂木から新芽が出た木もあるし、7割くらいしか出ていないのもあるが、今後もまだ出てくるだろう。
「一人じゃ出来ないなあ」と、去年は断念したことだった。でもいつかはやらねばと、気にかかっていた。日ごろ思いつること、果たしはべりぬ。なんだか、初めて空を飛べたらこんな気持ちだろうと思われる。

竹やぶは レベルが あがった
竹やぶは のうぎょうが 22あがった
竹やぶは かていきょうしが 28あがった
竹やぶは おんがくが 3さがった
竹やぶは ぶんしょうが 2あがった

竹やぶは つぎきをおぼえた
竹やぶは (以下略)
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# by takeyabubass | 2006-05-23 17:18 | 仕事

僕は親切

とある新聞に、こんな記事があった。

ある公共機関の職員が、小学生にエイズの説明をするときに、
『エボラ出血熱などは、感染したら患者はすぐに死んでしまうので、人にうつる可能性は低い。それにひきかえエイズは、感染したからといってすぐには死なないので、人から人に伝播して広がりやすい。』

といったのだそうだ。
ある生徒がこれを聞いて、授業の感想文に、「エイズ患者は早く死ねばいいという表現はどうかと思う」と書いた。それを問題視した上部組織が、説明をした職員を処分した。

記事には、それへの反駁が書かれていた。
「職員は、『エイズ患者は早く死ねばいい』などとは一言も言っていない。むしろ彼の客観的な表現を、勝手に解釈して誤解した生徒の言語能力のまずさを、教育者は問題視すべきだ」という内容であった。

その通りである。
言葉を客観的に受け取れない人に、困らされることはしばしばある。
たとえば、「あの子はかわいいね」というと、「どうせ私はブスですよ」という人。「ああしんどい」というと、「私がしっかりしていないからダメなんだ」と受け取る人。こっちはそんなつもりで言っていない。しんどいというのは、単なる独り言である。しんどいのは嫌だとも言っていないし、君は無能だとも言っていない。そういうべきときははっきり言う。

他人の言葉で必要以上に傷つく人というのは、要は自己中心的なのである。相手も、自分と同じような思考回路を持っているのだと勝手に解釈している。

そうではない。言葉の定義というのは、一人一人全く違う。僕が「懐かしい」と呼んでいる感情を、「寂しい」と呼んでいる人がいても全然おかしくない。だけどそれでは不便なので、一応みんなが共通して使えるようにある程度取り決めをしている。辞書に載っている意味がそれである。(所詮は辞書も言葉の集まりなので、厳密に言うと無意味だが。)一応、他人と会話をするときは、「自分の言葉」ではなく「辞書的な言葉」を使うのが礼儀である。そうしないと言葉によるコミュニケーションは不可能になる。

僕は少し前まで、務めて「辞書的な言葉」を使うよう努力してきた。しかしそれによって傷つく「ジコチュー」がわりと多いので、変化を迫られた。今では、「相手の言葉」を使うよう努力している。なんて親切な僕。

本来、「自分の言葉」と「相手の言葉」の間に「辞書的な言葉」があって、会話の際は公平性を期するため、みんなが「辞書的な言葉」を使うことが望ましい。しかしそれが出来ない人が多いので、僕は相手に応じて、「相手の言葉」ばかりを使わねばならない。「自分の言葉」どころか、「辞書的な言葉」までをも捨てて。

中途半端だがこれで終わり!
なにごとも、中途半端が一番である。というか完結するような話題などない。思索の続きはそのまま放置しておくべきものである。気が向いたらまた続きを考える。
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# by takeyabubass | 2006-05-23 16:47 | 思想

久しぶり。

前夜祭、結婚式、披露宴を終えた。新居も何とか、住めるようになった。
事後処理の仕事が山積みだが、市井の一民草が結婚したところで季節は待ってはくれぬ。
みかんの花が散り始めている。計7箇所の畑で、灰色カビ病・黒点病予防の消毒をせねばならぬ。これを怠ると、全ての柑橘が大ダメージを受ける。

中間テストが近い。要するにこの点数が、家庭教師としての僕の評価である。僕の目指す人格形成うんぬんは、まず勉学の面で相手の要求に答えた上で、大いに語るべき理想である。まずは中間テストで、両親を驚かさねばならない。

結婚をした。
これまでは、仕事だけでよかった。しかし、これからはいろいろせねばならない。家庭の経営。周囲との付き合い。つまり、今後仕事の面でこれまでどおりの成果を上げようと思えば、さらに効率的に自分を稼動させねばならないということだ。

大いなる修行の旅に、僕は出たのである。
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# by takeyabubass | 2006-05-16 17:59



架空の人物「竹やぶ」のブログです。書いてある出来事はフィクションです。論や思想も、架空の前提をもとに展開されているため「筆者の意見」という訳ではありません。
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