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カテゴリ:思想( 39 )

ガキと俺

子供が窃盗行為をしたので注意をしたら、「キモい」と言われた。

とんでもない慢心である。キモいと言えば、大人は引っ込むと心得ている。自分こそ世界の中心で、自分が嫌悪を示せば相手は折れると思い込んでいる。社会はそんなに甘くない。泥棒から「キモい」と言われても、何ら恥じる気は起きぬ。

憂うべきは、子供たちから「キモい」と言われるのが怖くて注意できない大人である。子供のペースに乗ることしかできない親や教師に満ちていることである。大人は子供のわがままに対し、折れてはならない。折れないところをもって、社会のあり方を見せつけねばならない。

大学時代の親友は、僕よりもさらに過酷な状況で、大勢の生徒と対峙し、折れずに正義を貫いた。彼を思うと元気が出る。僕も折れないでいようという、勇気がわいてくる。
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by takeyabubass | 2006-03-31 22:14 | 思想

重大発表をふくむ近況報告

結婚することにした。

計画してから、1年近くになる。今はもう、最終段階に入っている。
結婚式や新居など、いろんなことを周囲と相談しながら、具体的に決めつつある。

結婚とは、個性ばかりが伸長して半ば変人のように見られている僕が、「社会性」を獲得するための絶好のチャンスだと感じている。このイベントによって僕はさらにかっこよくなれると確信している。内心気の進まなかった儀式も、他者の意見をたてることも、自分の成長のためと思えば苦にならぬ。

まずもって、結婚相手と様々な面で妥協しあわねばならない。僕が変わることを余儀なくされている最たることは、「今よりももっと、お金を稼がねばならん」ということだ。
一人なら、収入が少なくても生活水準を下げればいいので苦にならなかった。僕はどこまでも、水準を下げられる男である。だが結婚相手は違う。人並みの女性が期待する生活水準は、僕のそれよりははるかに高い。ゆえに僕は変わらねばならぬ。

今までは、お金に対しては超然としていた。人生全般が、趣味といってもよかった。だがそうはいかなくなる。これは僕の中では、どえらい変化を迫られているのだ。
だが、それが「社会性」というものであろう。もともと豊かな個性をもつ僕が、社会性をも身につけることでバージョンアップできるなら、僕は喜んでその試練に立ち向かう。

いや、「変わらねばならぬ」とは思わない。結婚にも対応できる自分を新たに育てて、今までの自分に付け足せばいいのだ。結婚によって失うものは、何もないのである。
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by takeyabubass | 2006-03-26 21:26 | 思想

正しくないほうがおもしろい

ひたすら正しいことばかり書いてある本は、鑑賞対象としておもしろいだろうか。

論文や資料がそうであろう。まあためにはなるが、あまり感情は動かない。

歪曲したものの見方、笑止な論、妬み、僻み。そういうもののほうが、読んだとき自分の中で何かが動く。
「バカめ。」とか、
「それは間違いだろう」とか、
「ガキだなあ」とか心の中で思う。それが楽しい。一種の優越感もある。

僕の書き込みも、そんな風に見られているんだろうとこの頃思う。僕は恐れずに間違いを書き続ける。貧弱な知識に基づくくだらない理想を書き続ける。僕のいる場所を公開し続ける。
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by takeyabubass | 2006-03-22 00:33 | 思想

演説の草案書きなぐり2

「青年部」の演説が近い。去年は最優秀賞をいただいた。今年もそれを目指す。

「地産地消」とか、「自給率の増加」とか、いろいろ小難しいことが叫ばれているけど、要は同じ地域に住むもの同士で必要なものをやりとりすることが、巨大資本に飲み込まれないための最良の手段に思われる。「比較優位」一辺倒はモノカルチャー化をまねく。モノカルチャーは偏狭で不安定である。

僕は、「人脈にもとづく経営体」を目指している。
「地産地消」のメリットを、科学的に証明するのは難しい。国産のほうが、外国産より優れていると、断言はできまい。むしろ科学的根拠に基づく「いいもの」を追求したらやはりモノカルチャーに陥るのではないか。
僕は、特に根拠がなくてもいいと思う。僕の思う地産地消とは、とどのつまり、「地元に対するえこひいき」である。

だからこれは、農産物に限って推し進めても仕方がない。農家である我々もまた、同じ地域の人が作ったものをえこひいきせねばならない。それを見極めるのは難しいが。

僕の目指す経営体は、「知産知消」と書くほうが妥当かもしれない。何も地域にこだわることはない。知っている人から買い、知っている人に売るのだ。モノだけを見るのではない。モノにこめられた、作り手の人格を尊重すると言うことだ。物を買うということは、その行為を通して「作り手を生かす」ということである。僕が「買う」ことによって、どんな人間を「生かして」いるのか。
これはかなり重要なことに思われる。確かに、品質と値段に限定して買うものを決めるのはラクだ。その結果、自分の意に沿うものであれば、売り手がどんな人間でもかまわないという時代になった。誰がどのように作っているのか。多くの場合、知りたくても知られない。

「人格も含めて買う」ことは、よほど難しい。たとえ品物が少々劣っていても、高価でも、その人が存在することが、自分や社会のためになると判断したら買う。人物を見定める目が必要である。

本当に真摯な人は、その好意も理解してくれる。「買ってくれたんだからいいや」ではなく、「ああこの人は、劣っているにもかかわらずわが品物を買ってくださった。私に生きよといってくださった。ならば私はそれに応えて、よりいい品を作らねばならない。より社会に貢献せねばならない」ここまで分かってくれる。

そういう人たちと品物をやりとりしあって成り立つ経営体が、僕の理想である。
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by takeyabubass | 2006-03-16 23:38 | 思想

演説の草案書きなぐり1

家庭教師が終わってからというもの、あきれるほどよく眠れる。

頭を使いすぎると、眠れなくなる。農業は頭を使う。著述も頭を使う。家庭教師はもちろんである。農業は体力も使うが、僕の一日を総合的にみると頭のほうをたくさん使っている。四月から、また新しい生徒で家庭教師が始まる。今度は頭と体のバランスをとらねばならない。

人間は本来、いろんな能力を持っている。さる精密機械メーカーの社長の著書にこうかいてあった。「人間と同じ機能を持つ機械を一台買おうと思えば、数千億円かかる。」と。目だけをとってみても、最新技術を結集してもこれだけの機能を持つ機械は作れないのだという。

同じことを毎日毎日繰り返すのは、確かに楽である。だけどそれでは私たちの体が持っている可能性のほとんどを眠らせてしまっていることになる。もったいない。つまらない。しかも、ある一部分だけを酷使しつづけることはいかにも不健康だ。
一つの仕事にこだわることはない。いくつもの仕事を、我々は持つべきなのだ。

ダイエットほど不毛なことはない。太るということは、まだ働けるということだ。一生懸命仕事をしてるのに太るということは、頭や目などを局部的に酷使していて、体全体のバランスが取れていないからだと思われる。そう考えると、オートメーション化もしすぎないほうがいい。それで、ダイエットをするならそのエネルギーをもっと有効利用すべきだ。「代替エネルギー」は何も、風力や太陽光だけではない。我々が使いきれてない肉体エネルギーを、もっと社会的に役立つように使えないものか。
しかしその機会の大部分は石油に奪われてしまって、とりもどすことは容易でない。

急傾斜地の果樹農業はいい。日本の多くの産業が失ってしまった、「全身運動」が残っているからである。頭脳労働と単純労働に特化されすぎた現代社会において、守り育ててゆくべき伝統産業かもしれない。(ギャグ)
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by takeyabubass | 2006-03-16 23:08 | 思想

操気弾への道

最近、「気」を操れるようになってきた。
といっても、怪しげな宗教に入ったわけではない。

人を吹っ飛ばしたり、物を浮かせたりする、いわゆるオカルティックな「気」と、われわれが普段使う「やる気」「気力」とは、同じものをさす言葉だと思う。単にフィクションか、ノンフィクションかの違いである。「その気になって」農業をやればおいしいみかんができる。練習すればいい音を奏でられる。「気」は、僕の体やさまざまな道具を通じて、おいしいみかんやきれいな音に姿を変える。諸行万事、気のなせる業である。

それを少し大げさに表現したフィクションが格闘マンガである。ドラ○ンボールの「気」であったり、HUNTER×○UNTERの「オーラ」であったり、NARUT○の「チャクラ」であったりする。彼らが繰り出す様々な技は、現実世界での仕事や表現活動を、ファンタジックに置換させたものにすぎない。

「気」というものを意識し始めたら、自分がよりスムーズに動けるようになった。「気が残っているうちに、洗い物をしてしまおう。」とか、「めんどくせえなあ」とうだうだしているときに「ハッ!!」と気を放出したりして、自分を「その気にさせる」ことができる。

これはいい。使える。自分を動かすきっかけになる。
人生における大変革かもしれないし、一時のブームに過ぎないかも知れないが、しばらく試してみよう。
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by takeyabubass | 2006-03-04 00:44 | 思想

嗜好性

僕がめざす人間は、「究極の八方美人」である。

みんなに愛され、誰も傷つけない。
そんな神のような存在になれるわけはない。それは分かっている。理想とは、もとより限りないものだ。永遠の向こうにあるものである。だから達成して喜んだり、できなくて悲しんだりする性質のものではない。常に前を向いて、楽しく歩き続けるための方向性である。

道徳的な人にも、ゴロツキにも。
賢人にも、バカにも。
強者にも、弱者にも。
男にも、女にも、大人にも、子供にも。
政治家にも、芸術家にも、職人にも、ホステスにも、青年実業家にも、しがないサラリーマンにも愛される存在を目指す。

僕を好きにならない人がいるとしよう。僕の喜びは、その人をして僕を好きにさせることである。人を好きになることは、決して不快ではない。いや、一緒にいて快な人を、「好き」というのだろう。そして人から好かれることは、とても嬉しいことである。
人から愛されようと努力することはつまり、自分も含めた万人の幸福を目指すということなのである。

ああ、いいところだが公民館長に頼まれたゴミ袋を買うのを忘れていた。いつも買う100均はもうしまっている。70リットルのゴミ袋は、おいそれとは見つからない。しかしこういう経験は、以前にもある。コンビニを何軒も回って、ようやくおいてあるところを発見した。
少々割高になるが、忘れていたんだから仕方ない。ひとっ走り、買いに行ってくるか。
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by takeyabubass | 2006-02-21 00:26 | 思想

奪う力、与える愛

考察がまとまっていないのに書く欲求が先走るとき、「詩」というごまかしが便利である。

僕はこれまで、できるだけ整理のついた考察を論理的に叙述してきた。詩とは縁遠かった。詩とは、ごまかしに過ぎないと思っていた。人間は、突き詰めるほどみな違う。だから、ある事柄を人に伝えたければ、できるだけ平易な文章で、誰にでも分かる論理的つながりで、明晰に述せねばならない。そう思っていた。

しかし、「人とは突き詰めるほどに、みな同じである」とも思う今日この頃である。そう考えるなら、何も事細かに述べ立てる必要はない。必要最小限のキーワードで、「こんなかんじなのよ」と相手に起想させることもできる。

「奪う力、与える愛」というタイトルで、まとまりきっていない考えを詩的に述べようと思ったが、詩と論説文の対比に興味が移ってしまった。

よって今回のタイトルは「詩と論説文」が正しい。
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by takeyabubass | 2006-02-16 17:32 | 思想

なかなかかけん

僕は人を評価するとき、諦観と、向上心のバランスを重視する。

少し前、ブッシュ大統領の演説を見た。「我々が今の地位を守るためには、成長し続けるしかない」「衰退は安易だが、そこに陥ってはいけない。」そういったことが書かれてあった。

なんて動物的な、幼稚な思想であろう。諦観が足りない。彼が日本人なら、僕はそう思ったに違いない。だが国柄の違いを否定するわけにはいかないので、「こういう国もあるのか」と改めて嘆息するにとどまった。

衰退、敗北、死を、断固として受け入れない思想である。度をこすと、狭量でうざったい考え方だ。衰退、敗北にも趣がある。入り浸って味わえる甘さがある。ときには死んでみるのも、いいかもしれない。この世の誰もが知りえない未知の体験を、ほしいままにできるのだ。それらの魅力を頭から認めていない時点で、彼の視野は狭い。そして成長・向上のみを善とする価値観は、我々日本の社会をも包もうとしている。

生と死のバランスが絶妙な人は、一緒にいて心地よいものだ。
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by takeyabubass | 2006-02-13 00:15 | 思想

交渉

昨日書いた、51才の男を雇う決意をした。決して軽々しく決めたわけではない。彼の言葉に嘘はないか、職安まで行って調べた。彼のアパートで、コタツに入って、差し向かいに2時間、面接をした。
バツイチ、無職、顔も恐ろしげな男である。経歴も外見も、見るからに怪しそうな人間である。だがまずは話してみなくてはと思い、「未知に足を踏み入れたい」という興味も手伝って、面接に行った。
小高い丘にある、6畳一間のアパートに彼は住んでいた。部屋はこぎれいで、いやむしろ殺風景であった。コタツの上にはしなびたみかんがおいてあった。釣りが趣味らしく、風呂の扉の横に釣竿を立てかけてあった。

話してみて、「並みの社会性はある」と判断した。相手が若輩者だろうが、雇い主と労働者の関係は別問題であるという分別もあるようだ。そしてなにより、お人よしの農家に付け入って悪さをしようなどという不純な動機もないようだった。一見悪そうだが、根はそうでもないと判断した。第一関門である、「人間として信用できるか」という点は、何とかクリアした。

次の関門は、「彼を雇って、経営が成り立つか」である。忙しいときだけならいいが、常雇いというのは大変である。仕事がないときも、無理に作らねばならないからだ。効果的に仕事を与えないと、雇っているだけで損をしていく。
また彼がどれだけの能力を持っているかも、未知数である。木に登れるか。草刈機は使えるか。チェーンソーは?消毒は?あらゆる作業を覚えてもらわないと、「常に働かせる」ことは難しい。はじめは無理にしても、51才の彼に、上達していうこうという気概があるか。これも重要である。重要だが使ってみないとわからない。

様々な不安要因があった。だから僕としては、おいそれと返事ができなかった。引き受けるということは、経営がどんなに苦しくても、彼を使い、彼に給料を与える責任が生じるのだ。僕は、僕の置かれた状況と、そういった不安を正直に彼に話した。
交渉において、弱みを見せることは下策かも知れぬ。だが僕は、「機械的に彼を利用する」というよりは、「人間的な結びつきを強くして、苦しいときも一緒にがんばりぬく」という関係を構築したかった。だから僕が弱みを見せたのは、ある意味計算の上だった。
その上で、僕は「これでもか」というくらい、相手に不利な条件を出した。

①自給は750円(農作業としては格安)。
②一ヶ月に、20日以上雇えばいい。つまり月給は最低12万円。
③勤務態度が悪ければ、こちらの判断で減給・解雇する(もちろん常識の範囲で)
④休日は、不規則である。天候などにより、当日の朝になって「今日は休み」という場合もある。
⑤交通費、弁当代は負担しない。
⑥勤務態度に問題がなければ、とりあえず半年間(2月から7月まで)雇う。それで経営が成り立つようなら、引き続き雇う。
⑦怪我などの保障は、労災のみとする。

相手は迷った。当然である。常識からすれば、いい待遇とは言えない。

そこで僕は、
とりあえず半年に区切ったが、できれば以後も雇いたいと思うし、経営状態に応じて昇給も考える、こんな条件で使うのは、実は申し訳ないと付け加えた。またこれで経営が成り立つかどうかは、あなたの働きにもかかっていると言った。

彼はうなずいた。「月12万あれば食っていける。」
交渉は、成立した。同時に、僕の双肩には、「一人の男をあずかる」という責任がのしかかった。この条件は相手にとってあまり喜ばしくはないだろうが、僕としても、むやみに搾取する気持ちはない。実際今の経営状態では、それが精一杯なのだ。彼の働きと、今後の収入を見て、待遇は良くしていきたいと真に思っている。

僕を信じてくれた彼のために、できるだけ有効に仕事を与え、収益を上げたいと思う。
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by takeyabubass | 2006-02-01 00:47 | 思想



架空の人物「竹やぶ」のブログです。書いてある出来事はフィクションです。論や思想も、架空の前提をもとに展開されているため「筆者の意見」という訳ではありません。
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