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カテゴリ:仕事( 51 )

王平と俺

王平はいい。茶髪でソバージュで、排気量の大きな車をヴォンヴォン乗り回しているので、一見スレた若者のようだが、実はまじめでいいやつである。

北斗の拳のアニメを3回見たと言っていた。拳四郎がくり出す技の名前を、たくさん言うことが出来る。ゲームボーイのSAGAⅢは名作だと言っていた。茶粥は好きではないらしい。休憩時間には、タバコをすう。「ジュウヤク」がどくだみを煎じたものであることを知っていて、おばあちゃんに感心されていた。

昨日は梅取りと選別を手伝ってもらった。明日は、雨で崩れた石垣を一緒に補修する。おじいちゃんの監修なしで、自分だけで石垣を積むのは初めてだが、やり方は記してある。王平と二人で、あーだこーだいいながらやろうと思う。

接ぎ木も、以前はかなり難しいことだと思っていたが、やったら出来た。多分石垣つみもそうに違いない。何度もやっていれば熟練もしてこよう。石垣つみを常態化して日々の作業に組み込めれば、うちの畑は見違えるほどよくなるだろう。明日が楽しみである。
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by takeyabubass | 2006-05-27 20:12 | 仕事

竹やぶは、レベルが25になりました。

五里霧中の農業で、一つうれしい結果が出た。初めてやった接ぎ木(つぎき)が成功したのである。

接ぎ木というのは、木の一部を他の木に移植することである。元気な木を途中ですっぱり切って、切り口に別の木を挿し込むのだ。このとき地面から生えているほうの木を「台木(だいき)」、挿し込むほうの木を「穂木(ほぎ)」という。接木が成功すれば、穂木ばかりが成長して葉を茂らせ、実を結ぶ。つまり接ぎ木部分から上だけが、別の木になるのだ。この技術を使えば、一つの木にいろんな種類の果実をつけさせることもできるわけだ。

しかし成功させるためにはコツがいって、適当にやってもうまくいかない。祖父は接ぎ木が苦手である。農協職員も激務のさ中なので、たった一人の若者のために動員は出来ない。つまり付きっ切りで指導してくれる人はいなかった。仕方がないので、本を見ながらやった。分からんことは、携帯で他の農家に聞いた。そうして、信じられない遅さで、ようやく三本の木で接ぎ木を完了させた。「温州みかん」に、「せとか」を接いだのである。

1ヶ月くらいちょくちょく観察していたら、穂木に巻きつけたテープを突き破って、きみどり色の新芽が頭をもたげてきた。全ての穂木から新芽が出た木もあるし、7割くらいしか出ていないのもあるが、今後もまだ出てくるだろう。
「一人じゃ出来ないなあ」と、去年は断念したことだった。でもいつかはやらねばと、気にかかっていた。日ごろ思いつること、果たしはべりぬ。なんだか、初めて空を飛べたらこんな気持ちだろうと思われる。

竹やぶは レベルが あがった
竹やぶは のうぎょうが 22あがった
竹やぶは かていきょうしが 28あがった
竹やぶは おんがくが 3さがった
竹やぶは ぶんしょうが 2あがった

竹やぶは つぎきをおぼえた
竹やぶは (以下略)
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by takeyabubass | 2006-05-23 17:18 | 仕事

忍耐

カラスの群れが、せっかく袋がけをしたバレンシャの袋をはいで、実をつつきまくっている。ロケット花火とカラスの死体の模型で応戦しているが、あまり効果は見られないようだ。バレンシアは面積あたりの収量が少なく、手間もかかるので単価が高い。数千円単位の被害が、刻一刻と累積されていく。自然は容赦ない。

農業は、気が気でない職業だ。大雑把にやらないと、神経症になりそうだ。丹精込めて世話をしても、災害でそれらが壊滅したら、その世話は「しなかったほうがマシ」ということになる。経済とは無慈悲だ。

家庭教師をやっているときの安堵感は、ここら辺にあるのだろう。とりあえず契約さえ結んでおれば、その期間中は安心して収入を見込める。努力が、報酬に直結しているのが分かる。
農業は、努力と収入のリンクが不安定である。ハイリスク・ローリターンな博打である。何を好きこのんで、こんな仕事をしているのだろう。

農業は、混沌としている。今は、その「博打性」を少しでも減らしていくことが先決だ。このトンネルは長い。何をやっても、「有効打撃」となっているか、定かでない。全ての作業に、手ごたえがない。

そんな中での、唯一の光明が、家庭教師である。ああ、がんばろう。
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by takeyabubass | 2006-04-13 21:47 | 仕事

農業いろいろ

3日間ほどかけて、全てのかんきつ畑に肥をまいた。
「配合飼料」と言って、主成分は魚粉、ナタネ粕、ヌカ、ていかく粉などの有機物と、硫化アンモニウム、溶りん、苦土などの無機成分である。有機物が多いので、ふりかけのような香ばしいにおいがする。シートなどを着せずに置いておくと、猫やカラスの格好の餌食になってしまう。

その量、なんと2.3トン。
20㎏入りの袋から6㎏入りの手提げの缶に移し、それを手でつかんでは投げ、1人で全てやりきった。思えば偉業である。


本気で、農作業のパートさんを探している。以前見知らぬ男が働かせてくれと言ってきたときは、農地を増やすあてがなかったので「人だけ増やしても・・・」と思い、実はあまり乗気でなかったが、今回はある人から、「この土地で私に代わって農業をやってほしい」と切に頼まれている。

前CEOはもう半日ずつしか働いていないし、これからますます衰えるだろうから、自分の畑だけでも精一杯なところである。しかし地域全体をみると、これからあととりのいない農家のリタイアが増え、だれも耕作をしない畑が増えていくことは明らかである。現にかなりの畑が、作り手のいないまま放置されている。
このような土地を耕作放棄地と呼び、これは鳥獣や病害虫、悪い雑草などの巣窟になり、隣の畑にもかなり悪影響を及ぼす。みかん畑を1~2年放っておくと、カミキリムシが大発生し、ヒヨドリやカラスやイノシシの餌場と化し、つる草がはびこって木々を覆い、ついには潅木が生えて山に戻る。一度山に戻った畑を再び元に戻すのは至難の業だ。また「山」と「畑」の境界の管理にはかなりの労力がいるので、放棄地が増えるほど、近隣の農家はよけいな作業を強いられることになる。
よって、耕作放棄地が無秩序に増えることは、農業にとって果てしないマイナスとなる。

一方地域経済に目を向けると、わが町周辺の主だった産業は、農業と観光である。町を見渡せば様々な店があるが、「外貨」を獲得できるのは主にこの2つであろう。地域経済は、その中で富をやり取りしているだけでは不健全である。江戸時代の鎖国は慢性的な財政難をもたらし、技術的にも諸外国から大きく遅れをとる要因となった。内側だけに目を向けると、現状維持はできるかもしれないが進歩は少ない。しかし弱肉強食は世のさだめである。自分は変わらずとも周りが成長し、次第に相対的弱者となり、ドラスティックな崩壊はなくても、目に見えぬ速度で地域は徐々に衰退していくだろう。
それを避けるためには、積極的に外貨を稼がねばならぬ。地域で作ったものを、外の人に売らねばならないのだ。それができるのが、ここでは「農業」と「観光」なのである。

今、周辺で栄華を極めているのはパチンコ屋である。パチンコ屋は、地域の中から外へ富を流出させている。不況にあえぐ農家や漁師が「やってられん!!」とパチンコ屋に通う。たいていは数万円をぶち込んでも勝てず、意気消沈して帰ってくるのに、たまに出る大勝が彼らを引き止めて離さない。かくして彼らが地域の資源を売って得た富は、パチンコチェーン店の経営者のふところに入ってゆくのだ。これを悲劇と言わずして何と言おう。

家庭教師もまた、きわどいところにある。親からお金をいただいて僕は儲けるが、地域としてはどうだろうか。問題は、教え子たちが、再びここに戻ってくるかということだ。もし彼らが都会の企業に入社したとしたら、彼らへの投資は地域に還元されず、都市に流れることになる。つまり地域から外へ、富を流出させる結果となる。だから僕は、「郷土の士を育てる」ことも考えながら子供と接さねばならぬと思っている。

話がそれたが、だから数少ない外貨獲得手段である農業は、衰退させてはならぬと言うことだ。農業で得たお金は、できるだけ農業の維持・発展に使われることが望ましい。

疲れたので今日は終わり。しかしまだまだ続きがあります。お楽しみに。
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by takeyabubass | 2006-04-11 06:57 | 仕事

資料

かんきつに、肥料をやった。
マシン油も撒いた。
清見、三宝もやっと採りきった。
カラマンダリンの袋がけを終えた。

当面の仕事は、

甘夏の出荷
梅の肥やり
梅の消毒
かんきつの剪定
かんきつ苗の定植

である。またおいおい、

みかんの消毒
草刈

が始まる。
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by takeyabubass | 2006-04-10 06:55 | 仕事

やったぜ!!!

青年部の演説会で、最優秀賞をいただいた。

11名の代表が5分くらいずつ演説をし、最優秀者のみ夏の県大会に出場できる。さらに近畿、全国と続く。優勝賞金を3万円もいただいたが、そのうちの半分を、僕の所属する支部に還元してしまった。貧乏なのに、見栄っ張りな竹やぶ。それでも、一万五千円は嬉しい臨時収入である。

内容は、主にこのブログにちりばめられている。今回の勝利も、ひとえにここの読者の皆さんのおかげである。県大会までにさらに磨きをかけ、近畿大会を目指したい。応援よろしくお願いします。
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by takeyabubass | 2006-04-06 23:34 | 仕事

エキサイティングスライディングホールディングス

よりよく生きようと、苦悩してるヤツ最高!
「自分には存在価値がない」と、自己嫌悪してるヤツ最高!
大事なことから背を向けているけど、何とかしなきゃと内心あせってるヤツ最高!

全てを悟って、満足して、開き直って、泰然としてるやつは、端にも棒にも引っかからぬ、単なる背景。鑑賞価値なし。

そんな気分の、今日の竹やぶ。

家庭教師の時給は、2000円が相場である。
生徒の家庭に特別な事情のない限り、この金額を請求できるだけの自信を持ちたい。これだけ払わせてなお、「習ってよかった」と思われる家庭教師になりたい。やはり、腕を上げるしかない。

うまいみかんを、作りたい。ああだけど。作業が追っつかない。当面は、基礎作業を的確にこなせるようにならねば。

「大谷」と「大玉」でマシン油をやる
肥料を、あと68袋やる
苗が入荷されしだい、あと35本植える
貯蔵甘夏を、3トン出荷する
清見を、あと200キロほど採って出荷する
「大谷」で剪定する

とりあえず、これだけの作業が詰まっている。はっきりいって、ピンチである。
ああ。ちんたらしてたら駄目だ。朝はもう少し、早く出勤しよう。
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by takeyabubass | 2006-04-05 18:58 | 仕事

地元ドリーム

新しい生徒の、家庭教師が始まった。

素直で、かしこい。初めてのタイプだ。
これまでの生徒はみな、勉強への意欲を起こさせることが大きな課題であった。しかし、今回はそこがすでにできている。拍子抜けするとともに、大いなるプレッシャーを感じた。

しかし、チャンス到来でもある。彼にトップクラスの成績を維持させれば、
「あの子、竹やぶさんって人が家庭教師をしてるんですって。」
「まあ。近所にそんな方がいたの?私の子も見てくれないかしら。」
という風に、地元での知名度は急上昇だ。

今はがんばって営業して、「勉強させてください!!」って感じでやらせてもらっているが、需要のほうが大きくなれば、営業しなくていい上、時給アップも図れる。

僕の夢は、地元の学校と連帯して子供の学力を底上げすることだ。しかもボランティアではなく、仕事として。

学校の先生 「あー、お子さん、このままでは大変なことになりますよ、もっとがんばらないと。」

母親 「とはいいましても、学校の授業も分からないし、塾でもついていけないし、どうすればいいんでしょう?」

学校の先生 「・・・・(また竹やぶさんに頼むしかないか。)・・・実はね、奥さん。1人、優秀な家庭教師がいましてね。いや、引き受けてくれるかどうかは分からんのですが、一度相談なさってはいかがですか?」

先生、電話番号を記した紙切れを母親に渡す。

母親 「そうですか、ありがとうございます。一度相談してみます。」

―その夜

母親 「もしもし、家庭教師をやっておられる竹やぶさんでしょうか」

竹やぶ 「いかにも私が竹やぶだが・・・」

       ―中略―

母親 「お金に糸目はつけません、ぜひうちの子を見てやってくださいまし・・・」

竹やぶ 「喜んで見させていただきますよ。もちろん正規の料金でね。」


・・・・・・・・バカなことを書いてないで、早く寝よう。
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by takeyabubass | 2006-04-04 23:47 | 仕事

現実的色彩

営業成功!
来年も、2人の生徒を週4日、見させていただくことになった。
一人は中1、一人は高1。月謝も、自信がついたので少し高めに設定して、了承を得た。といっても時給1500円で、業界の相場とすれば格安である。

経験をつんで、ここらへんの家庭教師の第一人者になりたい。学校の勉強についていけなくなった子供たちの、最後の駆け込み寺になれたなら、その需要は大きいと見ている。塾に向く子と、向かない子がいる。向かない子は、通信教育か、親が教えるか、家庭教師しかない。通信教育はよほどの根性と自主性がなければ続かない。また自分の子に中高教育までできる親は稀である。
残るは家庭教師であるが、消費者にとって、家庭教師というのはリスクが高い。まず、値段の相場が高い。次に、やってみないと教師の人間性や相性が分からない。さらに免許や資格が要らないので、指導力も皆目見当がつかない。だからなかなか、家庭教師という選択肢は採りにくい。そこを衝く。

役職やイベントなどを通して、地域と密接に関わっている人物。
周囲の評判から、ある程度人間性の分かる人物。
家庭教師としての経験と、実績が豊富な人物。
相場より2~3割、安い値段で引き受けてくれる人物。
これらを満たしていれば、家庭教師という選択肢はかなり現実味を帯びてくるのではないか。そこに潜在的な需要がある。



普通に農協出荷中心の農業をやっていては、あまり儲からない。儲からないが、たいていの農家はそれで何とかやってこれた。なぜだろうか。
それは、親父がリーダーとして農業経営をやり、息子夫婦は当然のように同居して、息子は忠実な作業員となり、母親と嫁が協力して家事・子育てを行い、手が空いたら農業を手伝うという非常に効率的な家族経営が営まれていたからである。
当然、同居にはお互いの並々ならぬ努力がいる。人間的な寛大さがないとできない。伝統的な農家はそれを克服していたので、少々低収入でもやってこれた。

しかし僕は祖父から農業を継いだ。伝統に乗っ取った、効率的な「農家」を形成できる立場にはない。いきなり僕が、経営主になる。同時に、自分の家庭を持つ。核家族である。
今までのやり方では、だめだということだ。積極的に稼がねば、打って出ねば、生活ができぬ。伝統的な農村にあって、そういうエキサイティングな状況に立てたことを、僕は嬉しく思う。

その一環が、家庭教師である。
農業も、改革していく。
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by takeyabubass | 2006-03-29 22:36 | 仕事

大本営発表(長すぎ)

教え子Bが、第一志望校に合格しました。バンザイ!

というわけで、今日の午後は自分に対するご褒美休みです。まあ雨だし。選別・出荷も午前で片付いたし。休む言い訳はいくらでも作れる。「怠惰正当化力」には自信がある。大学4年間に磨き上げた、数少ない能力の一つである。

いいねえ、改めて自信ついたよ、家庭教師。10月上旬に頼まれたときは、模試の点数が170点だった。志望校のボーダーは250点と言われていた。正味5ヶ月で、単純に考えて、5教科で80点も上げねばならなかった。

定期テストの点を上げるのは、はっきり言って簡単である。科目を限定すればなおさらだ。単元ごとに出る問題はだいたい見当がつくし、範囲が狭いので、しらみつぶし戦法も容易である。しかし模試の点数というのは、本当になかなか上がらないものだ。
単純に模試の数学を10点上げようと思ったら、3年間、計15回の定期テストを全て10点ずつ上げねばならんということだ。いや、入試は定期テストより難しいのでそれ以上だ。

生徒の得意科目は国語・社会であった。英語もはじめは得意だったが、いつしか下がっていた。理科は2分野はある程度できるが、1分野はからっきし。数学は徹頭徹尾、大の苦手であった。

170点のだいたいの内訳は、
国語55 社会40 英語30 理科25 数学20 であった。
僕はこういう計画を立てた。
「国語は4ヶ月ではどうにもならんだろう。」
「暗記・読解は苦手ではないので、社会、英語、理科は努力次第で伸びる余地が大きい。」
「数学は、難問を無視し、各単元の基礎を完璧にして計算ミスをなくすだけでかなり伸びる」

点数にすれば、
国語55→55   社会40→60   英語30→60 
理科25→45   数学20→40   合計170→260
という計画である。書くのはとても簡単である。

4ヶ月間がんばった結果、模試の合計点は次のように変遷した。
10月 170点  
 1月 220点  
 2月 260点
 3月 合格。点数は不明。

すげえ。なんて分かりやすいんだ。うなぎ登りたあこのことよ。

国語は一切やらず、彼に任せた。
数学は、計算ミスをなくすため、また計算から逃げようとする気持ちを撲滅するため、毎日少しずつやらせることにした。
英語は「文法の理解」→「長文読解」という二段階で行くことにした。長文を読むためには、文法の理解は必須である。しかしひととおり勉強するだけで身につく代物ではない。だから読解に入っても、間違えたつど文法にもどって、何度でも覚えなおせばいい。
理科は暗記と計算が8:2くらいである。暗記はできるだけ直前にやるほうがいいと思ったので、12月ころに、計算の多い1分野から開始した。
社会はさらに暗記が多いので、一月中旬にはじめた。

具体的な手順を書く。
まず極うすの、超簡単な英語と数学の問題集を与えた。それをつかって、10月・11月は数学と英文法ばかりをやった。数学は四則演算の優先順位や通分から教えねばならず、初めはかなり苦労した。しかし毎日やっていると計算の基本は飲み込めてきて、ミスも減ってきた。数学はそのまま2月中旬までかかってて全単元がおわった。
英文法は数学に比べると飲み込みが早く、12月いっぱいで終わった。年が明けてからは、ひたすら長文を読ませた。長文だけの問題集を1冊与えて、宿題としてやらせた。解説は授業時間を少し割くだけだったので、時間が空いた。予定通り、理科をはじめた。理科も極うすの問題集と教科書を使って、二月中旬までかけて全範囲を終えた。

1月から、週2→週3に変更した。増えた時間で社会を開始した。
地理は、センスがいる。覚えた問題がそのまま出ることは少ないので、あんまり躍起になって覚えても仕方ないと思い、手始めにさらりとやった。歴史は、地理よりは厳密に暗記させた。出来事だけでなく、誰が力を持ち始め、誰が力を失い、それによって何が起こったかを物語風に聞かせた後、細かい事項の暗記に入った。
もっとも力を入れたのは公民である。わが県の過去数年間の出題傾向は、地理:歴史:公民が1:1:2であった。また公民は努力だけで点が取れる科目である。教科書や資料のとおりの条文や図を暗記すれば点数になる。2月中旬以降、かなり力を入れて公民を徹底的に詰め込んだ。

ようやく4科目の全範囲を一通り終えたのは、2月の終わりだった。入試は3月14日である。
最後の10日ほどは、ほぼ毎日、4時間ずつやった。内容は、「入試の演習問題」である。

「ああ、あと1ヶ月あれば・・・」と心中嘆きつつもがんばった。がんばったというのは、生徒がである。僕はといえば、彼が演習問題を解いている間はとことん暇であったので、持参した本を読んだり、教科の参考書を見たり、生徒の部屋のマンガをこっそり見たりしていた。


まとめ

家庭教師の仕事は、「①生徒の勉強への動機付け」、「②カリキュラムの立案」、「③学習の監督」、「④解説」である。

①は人間力、とでも言おうか。分析するのは難しい。演技力、人生経験、魅力、心理学の知識などが必要だ。僕が比較的得意とするのはここである。

②は生徒の学力を見極める力、問題集のよしあしを見極める力、地域の受験事情、出題傾向などを知る必要がある。今の僕には不足しているが、経験とともに自然についてくる気がする。

③は誰でもできる。ただいればいいのだから。しかし、「監督がいる」というだけで普段しない勉強をやるのも事実なので、その存在は無視できない。

④には各教科に関する知識と、それを生徒が分かるように説明する言語能力が必要である。これは経験もさることながら、意識的な努力を最も必要とする。今の僕にもっとも足りない部分である。今回はこれを時間数でカバーした。しかし自分の肉体を効率的に稼動しようとすれば、それだけでは限界がある。また生徒のほうも、いくらでも時間がある訳ではないし、中にはすぐに集中力の切れてしまう子もいるだろう。家庭教師としての生産性を上げるためには、ここにかける努力を惜しんではならない。精進するよ。

ともあれ、受かってよかった。
営業面でも、かなり有利な実績ではある。受かってくれてありがとう、と生徒に言いたい。よっしゃー!!これからもがんばろう。
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by takeyabubass | 2006-03-22 15:09 | 仕事



架空の人物「竹やぶ」のブログです。書いてある出来事はフィクションです。論や思想も、架空の前提をもとに展開されているため「筆者の意見」という訳ではありません。
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