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カテゴリ:自然( 14 )

「未来→今」の視点を忘れると

自然が、日常風景である。

新緑も、そよ風も、果てしない青空を流れゆく雲も、、ちらちら揺れる透きとおった水も・・・。この自然、以前は壮大な非日常であり、癒しであり、ファンタジックであったのだ。だが今はどうだ。この大地は、山々は、夕暮れは・・・

僕にとってはもはや、アンニュイの象徴に過ぎない。


消しゴムの、使ってない角を探すように。
新品の景色に、会いに行こう。
今も。
このぼろくたびれた体をおもてに持っていけば。
ひんやりとした風が、田んぼのにおいと、かえるの鳴き声を運んでくるだろう。

だけど嗚呼。
文章にしたら、いかにもファンタジックなその風景も!!
実際に行ってみると、やっぱり日常だったとがっかりするに違いないのだ!!

嗚呼僕はどこに行けば。
あの頃の感動を取り戻せるだろうか。
きらきらと、新品の、躍動するこころを手に入れられるのか。
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by takeyabubass | 2006-05-07 05:00 | 自然

腐りたる清見の手ざわりは大福もちに似ている。
表面はすべすべしていて、圧力をかけるとふにゅうと吸いつくようにへこみ、手を離しても戻ってこぬ。皮は薄く、それでいて破れぬ。
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by takeyabubass | 2006-03-31 21:55 | 自然

ツルと樹木

畑から見える向かいの雑木林では、いろんな植物達がしのぎを削っている。
何十年もかけて自分の幹を伸ばし、太らせ、他の植物を圧倒して光を得る樹木。
かたや細くやわらかいツルだけで木々を覆い、簡単に光を得てしまう葛の類。
光の奪い合いは、より高いところに葉っぱを広げたほうが勝ちである。みるみる這い上がって樹木を覆いつくすツルをみていると、真面目にコツコツ、自力で大きくなった木が哀れに思えてくる。だがそれも、彼らそれぞれが選んだ道なのだろう。

それら陽生植物の、必死の攻防の傍らで、ひっそりと生きている奴らもいる。わずかな木漏れ日だけを利用して細々と光合成を行い、立派に生きているのは、コケやシダなどの陰生植物たちだ。彼らは逆に、強い直射日光にさらされると生きてゆけない。

人にもそれぞれ、分相応というものがある。少ない収入で、細々とやっていくほうが性に合う人間もいる。自分の分をわきまえて、幸せな日々を送りたいもんだ。
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by takeyabubass | 2006-01-12 16:43 | 自然

彩文

冬。
寒さ。
孤独。
押し寄せる仕事。
溜まりゆく疲労。
ふと立ち止まって見回せば、いつのまにかあたりは虚無に満ちている。

虚無は普段から、足元や草木の陰、本棚のうら、おがくずの下、犬の耳の後ろなど見えにくいところに常に潜んでいる。環境条件が整うと一斉にはびこって私たちをつつむ。低温で、疲労が大きく、それでもすべきことが延々と続くようなとき、彼らは活性化する。翌日に仕事があるにもかかわらず、男同士で夜更けまで遊んだ後なども、格好の条件である。

どうせ大したことはない。虚無につつまれたまま機械のように動き続けよう。はびこった虚無は、いずれカサカサに枯れて、風に吹かれて剥がれ落ちていく。その下からは一皮向けた生命が、再び力強く鼓動をはじめるだろう。

それまでは背中を曲げて、白い息で、陰鬱な面持ちで冬を満喫しよう。
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by takeyabubass | 2005-12-01 22:17 | 自然

天然菓子

干し柿はうまい。最高級の和菓子のようである。

炭火のような、暗く透きとおった赤。
深い甘み。もちもちとした歯ごたえ。なのに後味はすっきりしている。不思議だ。

つくり方は簡単。皮をむいて、ヒモで軒先に吊るしておけばいい。
1週間ほどしたら食べごろである。あんまり長く干すと、硬くなりすぎて食べにくい。
使うしぶ柿は、熟しすぎてやわらかいものは駄目である。
少々青くても問題ない。しかしやはり赤く色づいたのを干すほうが、崇高な甘みにめぐり会えるだろう。そして僕としては、小さい柿のほうがおいしい気がする。(富有柿などの甘柿は大きいほうがうまい)

古来より、干し柿は冬の間の重要な栄養源であった(祖父談)。ビタミン類と、糖質が豊富である。まあ現代人にとって「糖質が豊富」はよけいかもしれないが。でも疲れたときなどはやっぱり甘いものがほしくなる。
そこで干し柿。なんと趣のあるおやつであろうか。
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by takeyabubass | 2005-12-01 18:18 | 自然

新発見

カマキリはかわいい。
さわったり、手に乗せたりしても逃げない。手の上でじっとしている。自分が最強だと思っているのだろうか。

カマキリを手に乗せて顔を近づけ、顔を左右に大きく動かしてみるといい。僕の顔が右に行ったら彼の顔も右、左に行ったら左を向く。常にこっちを見ているのだ。

何を考えているのかしらん。
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by takeyabubass | 2005-10-26 20:10 | 自然

本日の釣果

最後の力をふりしぼって、本日の釣り大会のことを記す。

「行きたくもない釣りに仕方なく行くオレ」を客観的に眺めて楽しもうという企画で、普段行かない釣りに無理やり参加した竹やぶであった。結果としては釣り自体に没頭しすぎて疲労困憊し、ナルシズムに浸る余裕はなかった。当初の目的は不達成に終わった。初心者に釣れるわけはないと思ったのだが、先輩の言うとおりにやったらナマジ釣れてしまい、そこで調子に乗ったのが今回の敗因である。

今日は浮きを使わない「底釣り」でイガミを狙った。えさが海底すれすれのところにくるようにして、竿先に手ごたえを感じたらサッと針を引き上げ、魚にひっかける。放っておいて勝手に引っかかるわけではないのだ。しかしたいていは餌だけ食われるので、再び餌をつけて釣り糸をたれる。それをえんえんとくり返す。常に竿先に神経を集中していねばならず、かなりのエネルギーを要した。

13時半ごろに、「これじゃいかん、せめて坊ちゃんのように寝なければ、せっかく釣りに来た意味がない」と思い、岩場で体がフィットするところを探して寝た。泥のように眠りに落ち、一時間ぐっすり眠ってしまった。「おい、終わりやぞ」と先輩にどやされて起きた。潮風の中で眠ったせいか、へんな汗をかいていた。僕は寝起きのしんどさの中急いで荷物をまとめ、帰りの船に乗った。詳細は以下である。


本日の記録
AM3:00 起床
  5:30 島に渡り、釣り開始
 13:30 岩陰にてひるね開始
 14:30 つりタイム終了
 16:00 地元に到着
 17:00 計量

その後うちあげをして帰宅し、魚をさばき、家庭教師に行って、今に至る。 
釣果は

 キンメダイ 25cm 一尾 (食用)
 オジサン  28cm 一尾 (食用) 
 ハゲ    25cm 一尾 (食用)
 赤ベラ   15cm 一尾 (なんとか食える)
 変なフグ   4cm 二尾 (食えん)
 変な熱帯魚 8cm 一尾 (食えん) 

 計7尾 (標的のイガミは釣れず。)
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by takeyabubass | 2005-10-20 22:33 | 自然

竹やぶ VS 屍

(食事中によんではいけません。)

職業柄、よく動物の屍に出くわす。この一年で3体埋めた。
一匹目はイタチ。貯水槽に落ちて、溺れ死んでいた。真冬であったので死体は乱れておらず、くわで引き上げて難なく埋めた。
二匹目は猫。7月の雨上がり、倉庫の横で死んでいた。全長80センチもある大猫だった。死んでからしばらくたっており、体内に充満したガスでパンパンに膨れていた。目が飛び出し、白く腐っていた。激しい腐臭が漂っていたのを、顔をしかめながら肥料袋に入れ、畑に大穴を掘って埋めた。墓石を立てて手を合わせた。
そして昨日、3匹目にであった。畑に狸が死んでいた。これはかなり日がたっていた。イノシシの糞だろうか、それにしてはやけに臭いな、と思いながら八朔の摘果をしていた。ふとしゃがんだとき、ぎょっとした。足元に、ほとんど原形をとどめない屍があった。
「うおっ!」とすぐさま飛びのいたことは言うまでもない。
これは1ヶ月以上たっていたかもしれない。まだ肉もあり、腐臭も漂っていたが部分的に白骨化していた。むき出しの大腿骨が、白く乾いていた。あばら骨が上を向いて広がっていた。そして本来それにつつまれているはずの臓物がきれいになくなっていた。あたりにはイノシシの糞が散らばっていたから、あるいは死んだあと、彼らに食い散らかされたのかも知れない。イノシシは雑食である。
これも腐臭に耐えながら埋め、墓石を立てて手を合わせた。

何度見てもぎょっとする。乱れていればいるほどだ。
戦乱の世なら、同じように人間の死骸を始末せねばならぬのだろうなどと思いながら、いつも仕方なく処理するのである。

朝なので時間がない。おわる。
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by takeyabubass | 2005-10-14 06:52 | 自然

ふしぎなこと

草木は毎日毎日、休むことなく光合成を続け、繁茂し、実をつけ、種を落とす。

ただそういうシステムになっていて、光りが当たれば機械的に光合成が始まり、自動的に繁茂しているのか。

それとも僕らと同じように、がんばって毎朝起きて、他の草に負けまいとのびて、ちっぽけなことに悩んだり、嬉しがったりしながら生きてるんだろうか。

答えは、僕の気分次第である。
人間についても、同様である。
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by takeyabubass | 2005-10-03 18:48 | 自然

木々の休日

雨の日のはたけは、ひっそりとしている。
虫の声や下界のざわめきは普通に聞こえるんだけど。

・・・木が静かなのだ。
かといって虚ろではなく、存在感はいつにもまして、ある。
きっと、中で何かしているんだろう。
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by takeyabubass | 2005-10-03 18:03 | 自然



架空の人物「竹やぶ」のブログです。書いてある出来事はフィクションです。論や思想も、架空の前提をもとに展開されているため「筆者の意見」という訳ではありません。
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